5分間コンサルティング 一冊目

4-1-2第二章一節二項 あなたの人生を経営する覚悟-1あなたの脳を知る-2ホメオスタシス

投稿日:


スポンサーリンク

ホメオスタシス

 
前項において、あなたの行動とは本能の求める快楽と理性の求める快楽、この両者の綱引きにより決定すると書いた。
本能の求める快楽とは、私たちが長年において培った生存のために継続的に必要性を要求するものである。
対して理性の求める快楽とは、本能に対し突発的に生じまた早期に消滅する。
よって理性の快楽の動機とは継続が難しく、一時は熱意に燃えるも時間とともににその熱意も鎮火されてしまう。
これが本能と理性の快楽の綱引きにおいて、本能が優位となる理由である。

ホメオスタシスとは恒常性と言い換えることができる。
これは状態を一体に保ち続けようとする力が働くことである。
この力は私たちの生活において多くの場面で作用している。
たとえば、あなたが運動不足を感じランニングを日課としようと自らに課す。
しかし1週間、或いは一月を経て、その継続の難しさを痛感したことはないだろうか。
私たちは意識的に理性による快楽の動機を保ち、そして本能を抑制しようとしなければ恒常性により元の本能的生活を送ることを余儀なくされてしまうということだ。
よってこの項では、この恒常性にいかに抗うか。
その方法をお伝えしたい。

恒常性に抗うためには、何よりも本能と理性が正面衝突をするということを避けなければならない。
この両者が正面衝突をしてしまうと、本能と理性が訴える欲求の間に矛盾が生じる。
私は矛盾そのものを否定するつもりはないが、ここでの矛盾はあなたの行動を阻害する原因となりやすい。
よって、この矛盾は避けるべきである。
今回は無理なく理性的快楽の要求をする方法として
・習慣をズラす
・快楽をズラす
・あなたをズラす
この3点を説明したいと思う。
いずれも本能と戦うことなく、本能に錯覚を起こすための方法である。
この方法を学ぶことであなたは本能を抑制することのできる、真に理性的な人となることができるだろう。

 
 

習慣をズラす

この方法は、本能に錯覚を引き起こすための最も有効な考え方だ。
自らの行動を急激に変化させるでなく、少しずつ時間をもって習慣的に本能をすり替えていくのだ。
本能とは急激な変化において拒否反応を示しがちだが、緩やかな変化についてはそれほどに頑なな態度を示さない。
あなたが毎日1時間の読書を継続することが出来なくとも、1日に1度本を開くことであれば可能だろう。
その日課を達成できたのならば、次は1日5分、10分、30分と徐々に段階を踏む。
結果、あなたは日常的に1日1時間の読書を達成を可能とする。

恒常性とは、あくまでも現状へと戻ろうとする力が発生することであり、すべての努力を嫌うと言うことではない。
あなたが朝晩の歯磨きを怠ればそのことにより不快感を感じるように、先の例で言えば本を開かねば不快感を感じるようになる。
その行動を本能が日常であると受け入れてしまえば、それらは既に努力ではなくなる。
これを実現するための期間は場合にもよるが1月~3月程を要する。
よって長期に継続可能であり、行動によりストレスを感じることが少ない程度から始めるべきであろう。
長期継続ができず習慣とできなかったり、ストレスから本能がその行動を許容しなければこの努力も水泡と化す。
ここではまずは本を開くといった、簡単なことを習慣とすることがよい。

つまり長期的視野と計画性を持ち、焦ることなく無理なく緩やかに実行するということである。
地道な方法だが、自らの本能を飼いならすにおいてこれほど確実で効果的な方法もない。
そもそもこの計画とは長年において、そして遺伝的に培ってきた生きるための指針を現在において合理的なものへと矯正しようというのだ。
それを一夕一朝に達成できることがないということを肝に銘じて欲しい。

 
 

快楽をズラす

さて、先程の習慣をズラすということが恒常性に対する一般論であると考えることができる。
そして、ここからが知識と考え方を駆使したノウハウであると言えよう。
先の方法は長期的視野と計画性を必要としたが、快楽をズラすためには自らを知ることと俯瞰することが必要となる。
幸い、あなたは第一章によって既にあなたを知っている。
そして俯瞰するためには自己対話の項でも触れたことであるが、自己目線に留まることなく客観的に自らを見つめるということが大切だ。
あなたの中のあなたは、物心がついた頃よりずっとあなたを見てきた存在である。
あなたを俯瞰することにおいてはこれほどの存在はいないだろう。
この快楽をズラすということにおいても、先にあなたが知った本当のあなたこそが大いに力になってくれる存在となる。

では、その方法とは。
たとえば、どうしようもなくギャンブルが好きな人がいるとしよう。
その人は日に数万を賭け、その数万がゼロになるか、或いは最大で数倍に増えるかということに興奮し楽しんでいると言える。
しかしある時。唐突に彼は気付いてしまう。
自らの人生そのものこそが非常に大きなギャンブルであるということに。
その規模たるや日に数万をかける程度のものではなく、まさに身の破滅か、或いは理想を手にするかの選択であるということに。
過去と比較し、より大きな価値観、より大きな楽しみや快楽、或いはスリルに気付いてしまった彼は、もう数万を賭けたギャンブルを楽しむことができなくなった。
このような状況をご理解頂けるだろうか。

これはギャンブルに限らず、労働においても休日の過ごし方においても先の読書の例においても、また前項に述べた休日の睡眠においても同様である。
あなたがあなたを知り、俯瞰し、より上位の快楽を見つけることで今まで夢中に求めていた快楽が途端に色褪せてしまう。
本能にこのような啓発を引き起こすことができる。
本能とは快楽と欲求にとても素直なものだ。
既に色褪せてしまったものを追い求める必要性を訴えることはなく、より大きな新たな快楽を求め行動を開始する。
この考えにより、あなたは本能と理性の両輪を持って目的を追求することを可能とする。

 
 

あなたをズラす

私たちが私たちの人生を歩むためには、常識を疑うことが必要である。
常識とは私達が社会性を保つ上で重要とされるものであり、これを失っては私たちは社会の中で生きることができなくなる。
よって、常識が不要ということではない。
しかし常識に縛られるばかりでは、あなたの人生はただ平均化され一般化したものとなるだけだ。
それはとても、あなただけが生きることのできる人生を送ったと言えるものではないのだろう。
よって私たちは、最低限の常識や社会性を維持しながら、自らのみの自らのための価値観をその人生の中で追求しなければならない。
思考停止をして常識に従うのではなく、その常識がなぜ常識たるのかを考え理解に努めなくてはならない。
そして、否定すべきを否定し、自らの人生のルールを自らで作らなければならないのだ。

よって、常識を疑うことは非常に大切だ。
その上で今回私が提供をするノウハウとは、更に自分自身をも疑わねばならないということだ。
1章での作業を終えたあなたは、確かにあなたを知っていると言える。
しかしその作業の中で、あなたの知らなかったあなたが存在することに気付いていただけただろう。
つまり私たちは、未だ私たちを完全になど到底知っていないということだ。

ちなみに、私は数年前までコーヒーが嫌いであった。
苦くて不味い、人の飲み物でないとすら考えていた時期があった。
しかし幸いなことに身近にコーヒーを愛飲する方がいた。
私はその方に喜んでいただきたい気持ちだけで、良い豆を取り寄せ始めたことが切っ掛けだった。
取り寄せ始めてから僅か数ヶ月、大のコーヒー嫌いから手のひらを返して愛飲するようになり、今となっては自らで焙煎を行う始末だ。
当時の私が今の私を見たらさぞ驚くことだろう。
そして、何もこの件にのみということでなく、私たちはこのような変化をいとも簡単に引き起こす。
食わず嫌いが食べてみたら以外にも美味であり、果ては好物になる。このような例もこの典型だ。
あなたにも似た経験はあるのではないだろうか。

これはつまり、あなたが変われば快楽も変わるということだ。
仮にあなたが紅茶が嫌いならば、今日1日だけでも紅茶を好きになってみると良い。
その結果、紅茶の魅力を知ることが出来たのならば、あなたの人生に一つの幸せが生まれたと言える。
あなたは今後の人生において、紅茶を楽しむことができるようになるのだ。
これも先の例において多くの事例に当てはまる。
ギャンブル、仕事、睡眠、読書、あなたが変わればこれらの重要性も捉え方も変わる。
私たちの自我とは常に変化をし、不安定に揺れ動いている。
その変化を認めず、ひとところに固定し、ときに縛り付けることで大きな損失と繋がることがあるということだ。
よってまだ見ぬ自らを拒絶すること無く、しっかりと受け入れるとともに今の自らが本当に自分らしいものであるのかと、常に疑問を絶やしてはならない。

あなたが自らの変化を受け入れ新たな快楽を発見し、人生の価値観や目的が変わったのならば、当然にその必要性や行動も変わる。
反面、変化を受け入れなくなった人間は、自らの意見に固執し頑固となり、周囲との壁を作りがちだ。
私はあなたには自らの可能性を信じ、変化を受け入れてほしいと願うのだ。

 

この項であなたには恒常性というものがどのようなものか、そして恒常生を管理するための方法にどのような手段があるのかということを理解していただけただろうか。
この理解なしにどれほどの行動を重ねても、それが本能と対立するような形では成果は十分なものとはなりにくい。
それは人生経営において、ひどく投資効率の悪い方法であると言わざるを得ない。
よって、実践的な行動や継続の項目に入る前に、どうしてもこの説明をしておきたかった。
次項は脳を知ることの最後の項目、感情の管理についての話をしよう。

スポンサーリンク


-5分間コンサルティング, 一冊目

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

あなたの視点拡張シリーズ5つ目 逆視点が魅力と価値を向上する

スポンサーリンク 逆視点   本日もご訪問いただき、ありがとうございます こんにちは。 本日もこのようなネットの僻地。 護国のブログにお越しくださいましてありがとうございます。 あなたの人生は、あなた …

『モチベーションの本質』あなたの人生の経営者は誰ですか? 1日5分の自己投資 人生を経営するための100の経営術 能力の44 我が子に残す100の経営学

皆様こんにちは。 本日も5分で成果の向上ができる。 5分間コンサルティングを始めたいと思います。 私がこの仕事をしている中で、 依頼内容の件数や相談件数から、 経営者様のお悩みの共通点というものが見え …

お昼寝発想法という超マジメなご提案 アイデア創出が苦手な方に

スポンサーリンク お昼寝発想法   本日もご訪問いただき、ありがとうございます こんにちは。 本日もこのようなネットの僻地。 護国のブログにお越しくださいましてありがとうございます。 あなたの人生は、 …

言葉遊びに賛成します しかし内容がないものは論外です

スポンサーリンク 言葉遊びに賛成します   本日もご訪問いただき、ありがとうございます こんにちは。 ある時はコンサル目線にて企業経営について。 またある時は、あなたがあなたの人生の経営をしているとい …

ストレスは脳機能をも低下させる あなたの海馬を守るために

スポンサーリンク ストレスをためると脳機能が低下する   本日もご訪問いただき、ありがとうございます こんにちは。 ある時はコンサル目線にて企業経営について。 またある時は、あなたがあなたの人生の経営 …

スポンサードリンク

2018年2月
« 1月   3月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728  
このエントリーをはてなブックマークに追加

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。





お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文